2017年7月9日日曜日

「敵の動きに合わせて、柔軟に対応せよ!」

会社の上司がこんな具体的じゃない指示を出して来たら困るわ…
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    僕は現在アーケードゲームは三国志大戦しか知らないのですが、他のゲームでも開発がここまでユーザー側にゲームをどうしたいかを提示するものなのでしょうか。これまで横浜中華街や生放送で、三国志大戦の現状の問題点とそれをユーザー側と開発側がどう認識しているかを話し合う場が設けられてきましたが、そんなゲームはなかなかないんじゃないでしょうか。この点においてセガは頑張っていると思いますよ。もちろん、成果が出ていなければユーザーは不満です。そしてユーザーは辞めてしまえばいいのですが筐体を大きな金額で買ったゲームセンターはそれではたまりません。
    夏は本来一番の稼ぎ時のはずですが、ここでは大型アップデートは出来ないようで。ならば天下統一大会がどれだけ盛り上げられるかがお店にとっても真面目な話死活問題なのでは。


この日は池袋へ。とあるイベントの下見です。これについては後日改めて記事を書こうと思います。池袋には昔”スポルトHAPPY”という三国志大戦の筐体がたくさん置いてある店があり、僕にとってはGAOに続く三国志大戦のホットスポットでした。
そしてこの日は僕にとって師匠であるじょーや君と一緒にプレイしてきました。思えば三国志大戦DS天から三国志大戦を始めた僕がアーケードにデビューしたのは2013年1月。バージョンは末期の3.594Dで、周りでプレイしている人などほとんどいませんでした。ましてや初心者にゲームの遊び方を教えてくれる人なんてもうSRですよ。どうやって出会ったかはもう覚えていないのですが、本当にラッキーでした。



そんな自分もタイガーショットパワーにより4品上位に昇格しちゃいました。4品上位はこれまでとは決定的に違います。3品下位に上がるためには4勝4敗、つまり勝率5割でなければなりません。そのためこのランクにいる君主たちは勝率5割近い人が多く、動きもかなり手馴れています。正直自分はまだまだ場違い。今回は即降格してしまいましたが、強い対戦相手と戦うことで、自分の課題を見つけることができるのではないでしょうか。また戻ってくるよう頑張ろうと思っています。

じょーや君からは「初めて三国志大戦を始めたころに比べると『三国志大戦やっているなぁ』と思うくらいに上達した」という率直な感想をもらいましたが、率直だったからこそ心に響きました。
刻々とリアルタイムに戦況が変わる中、カードを正確に絶え間なく動かすこのゲームは未経験者でも面白さがすぐに分かる一方、なかなか頭で考えているようには動かせないですよね。僕はこの手のゲームをやったことが無かったこともあり、今でも下手だ下手だと思いながらプレイしていますが、経験と何より周りの優れた先輩君主のご指導ご鞭撻によりここまで階級を上げられるまでになりましたし、階級が下がっても続けられています。

しかしじょーや君は厳しい。「後ろから見ていて思ったのは、モチムネ君主はなまじ三国志大戦の基礎が分かってきたため、どんな相手にも同じように対応してしまっている」と言われました。
  • 高武力弓が常に中央前線にいる,前に突出する癖がある
  • 相手部隊の武力を考えずに、端に来た騎兵は槍兵で対応しようとしている
  • 中盤士気が余っている時に、士気相応の効果を得られない計略を使う
  • 「攻める時間」と「守る時間」の立ち回りの切り替えができていない
  • 『自分が何をやりたいか』に加え『相手が何をやってくるか、それに対してどう対応するか』を試合毎考える


言ってくることがどれも正しすぎて反論できない。特に「配置と戦い方に癖がある」というのは本人も気が付かなかったけど言われてみれば。さすがの慧眼ですわ。状況に応じて端に寄せたり、開幕守りを固めたり、逆に前に出して法具を使うなり、いろいろな戦い方を覚えていきたいです。まさにタイトルの通り。言うは易く行うは難しなのは言うまでもないw

今週の動画へ行きます。お相手はこちら。



神速デッキ。純正神速(張遼・ホウ徳・曹仁・楽進・カクの伝統の神速の形)とは少し違います。1.5コスに往年の曹仁とほぼ同じ性能の張コウが追加されたので純正神速は再現可能ですが、1.5コスが于禁だったり、曹洪だったり、張春華だったりと計略・塗り要員を割いている形も多いです。征圧2が重要なのかもしれません。
小喬で妨害を完封できるとはいえタイガーショットも連突されると一瞬で溶けるので小喬の槍の穂先が本当に重要です。

開幕。早速じょーや師匠からの突っ込みが。
「試合開始前に左右に誰が来るかを想像し、それに応じて対応する武将を決めなければならない。例えば左、張遼が来るなら孫堅、これはOK。しかし右はホウ徳が来ていてとても武力2では止められない。この場合右を止めるのは孫権」今まで自分はノーアイディアで端攻めに来た騎兵は槍で対応していたので、このアドバイスには目を開きました。言われてみれば、左右の騎兵を2枚の槍で対応したら真ん中が突撃され放題ですよね。

さらにリプレイを見ている時僕からこういう質問をしました。「騎馬単との戦いで、高コスト槍が入っているとどうしても分断、孤立してしまいコスト相応の仕事ができなくて辛い」同じ悩みを抱えた君主もいるのではないでしょうか。これに対して「騎馬単に対しては勝とうと思ってはいけない。『負けないように戦う』。このシーン、張遼を追って孫堅を上がらせる必要はない、倒そうとして朱治を当てる必要もない。城壁間際に置いておけばよい。相手が帰れば中央に孫堅を向かわせれば内乱は仕方ないとしても攻城を防ぐことができる。攻城を防ぐように立ち回るのが騎馬単との戦い方」とのことです。

70カウント、タイガーショットを溜めます。左側はかなり上までカクを探しましたがいなかったため使いましたが、まあ中央にいれば溜めて、ラインを上げている間に端に移動できますよね、ちょっと考えが甘かったかな。しかしこのデッキ、タイガーショットに完全に依存しているので・・・。
孫翊が撤退するのは言われるまでもないミス。ラインが上がったら孫堅がカクを踏みます。予想できていたんだけれどなあ。
「長槍を活かしたいのならば小喬のポジションが間違えている。置くべきは孫堅の横ではなく後ろ。結局城から出て来た騎兵に乱戦されてしまい長槍の意味がない」たしかに。試合中は忙しいためそこまで頭が回りませんでした。

55カウント。カクを踏んで兵力が減った状態で連突されては終わりなので法具連環。相手はこれに対応して魏軍の大攻勢、速速。かろうじて城にダメージを与えますが槍が2枚ともいなくなります。
47カウント。相手の足並みを乱すために単騎神速。悪くはない判断でしたが、士気4相応の効果は得られず。動画を見て気が付きました。単騎神速が突撃助走を入れる際に後ろに下がって助走している。右上に向かって助走すれば良いのに。以前「モチムネさんは走射が常に下に向かってカードを動かすので相手を取り逃がす。前にするべき」と言われたのを思い出しました。完全に忘れていました。これも手癖ですね。突撃の助走同様癖になってしまっています。自分ではなかなか気が付きませんでした。そしてここで敵の動きに合わせて、柔軟に対応するべきでした。楽進を倒そう⇒張遼を倒そう、に切り替えするべきでした。頭を柔軟にしないと、刻々と変わる状況の中より良い回答を出すことができません。張遼がいるのは認識していたのですが、なぜ楽進を優先してしまったのか。

40カウント。「弓の端攻めはまったく無駄だから」「え、でも常に足並みを乱し続けないといけないって」「時と状況によります」この『時と状況』というものが曲者で、ランカーですら見誤るのですから一般君主はまあ間違えるでしょうね。『初心者は号令を使うべき』と言われる理由は、号令デッキは全体の足並みをそろえて号令で総攻撃・総防御、という分かりやすい立ち回りがあるからです。自分が使っているようなデッキは相手に足並みをそろえさせるときついので常時荒らしていくのですが、効果的な端攻めと効果の薄い端攻めがあり、ここの判断が難しい。じょーや君いわく、このタイミングで弓が落ちると、現在幸いカクが孤立しているものの全体が足並みをそろえて神速号令撃たれた時に、横弓を撃つ部隊がいない、今は守りを固めるべき、だと。この端攻めで城壁を殴ってリードをとれる可能性とその後守れない可能性を天秤にかけると、やはりじょーや君の言うとおり、この端攻めは無謀だったように今なら思います。しかしこの判断はなかなか難しい・・・。

34カウント。この2部隊の神速号令は予想外。相手もミスしたと思ったのではないでしょうか。動揺があったのか張遼が迎撃撤退。ならば溜めるしかない!現在城ゲージ差は僅差。大きく差をつけるには、戦場中央での溜めもありです。城にたどり着いた後長時間高武力になるため中央で溜めるメリットも大きいです。城門もゲット。ワンミスが勝敗を分けましたね。最後も弓の端攻めはいらなかったかな…。

この試合以外も勝ち試合、負け試合をたくさんじょーや君に解説してもらいました。ただ、こうやってブログで書いている時に昔(といっても1,2か月前ですが)に貰ったアドバイスを思い出すこともあり、言われたことがすべて身につけば世話ないって話ですよね。この記事も書いたのは公開する今日の2週間前。読み直すと今日の試合ですっかり忘れていたポイントが多々です😥

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